こちらでは実際に経済的に困窮し生活できなくなった方が、NPO・支援団体に連絡を取り、その後どういった流れで生活保護を受け、生活を立て直していかれているかを体験談として語ってもらいました。ご参考までに。
とある支援団体の支援例(実際に支援を受けた方の体験談)
- とある支援団体に電話をかけ、相談に乗ってもらいました。
- 利用できる福祉制度の説明を受けました。
- 自分の場合、生活保護しか現実的に解決にならなそうだったので、生活保護申請をすることになりました。
- 全く知識がなく(自分がそんなものを受けられるとも思っていなかったのですが)、一緒に同行してもらいました。
- 申請のために借金の問題が解決していること、住所があることが必要で、また、すでに定住所と言えるような場所はない状態でしたが、支援団体さんの方から普通の和室6畳の部屋を用意してもらえました(シェアハウス)。
- とりあえず食べるものを買うお金もないほど所持金がなかったのですが、支援団体のスタッフの方からお米と炊飯器を提供して頂けました。あと市役所にある社会福祉協議会というところで貸付制度というのがあり、それも支援団体の方に付き添ってもらって申請し、お金を借りることができたので、おかずも近所のスーパーで買えるようになって、とりあえず食・住が提供された生きれる状態になりました。
- その後しばらくして無事申請は通り、生活保護の受給が開始されることになりました。
- 月一回の保護費支給日には市役所の保護費受け渡し場所で、他の生活保護受給者たちと並んで封筒に入ったお金を受け取ることになります。
- これは市区町村によっては銀行振込を希望すれば、保護費受取日に並ばなくても受給者の銀行口座に振り込んでくれるところもあるそうです。
- 生活保護受給開始直後に一回、市役所の福祉事務所の職員(ケースワーカー)さんが来て、生活の状況や仕事探しの状況、生活上の問題がないか聞き取りに来られました。(それ以降は今のところ来られてないですね)
- また、少なくとも月に一回程度は市役所のハローワークにて求人を検索し、自分でもできそうな仕事がないか、仕事を探します。
- 所有していた車は処分しました。(古いものだったのでほとんどお金にはなりませんでした…)
- 持病(うつ病・腰痛)を患っているのですが、それらにかかる医療費は市役所の方で予め定められている所定の医療機関に通えば、医療券が支給されそれを医療機関で見せればお金はかかりません(事前に市役所で申し込みは必要です)。
- また布団や冷蔵庫など、生活に最低限必要なものは購入にかかる必要な金額を店頭などで調べて、その額を申請すれば支給してもらえ、新品を買うことができます。
- 提供して頂いた部屋はシェアハウスで、やはり自分と同じように色々何らかの経済的問題などを抱えて、そのために生活が立ち行かなくなって支援団体を頼って同じように生活保護を受けている人たちです。自分も含めて4人が一つの建物に一緒に住んでいます。
- 支援団体によっては女性専用の物件や、アパート物件(シェアハウス形式でなく、完全に部屋が別れている)を用意しているところもあるようです。
- タバコを吸わない自分にとっては、シェアハウスの同居人がタバコを吸っているのがちょっと辛かったです。(部屋は別々で一応個室になっているものの、煙が隙間からどうしても流れてきて自分の部屋に入ってくることがあるので…)
- また、シェアハウスで水道光熱費が入居者間で割り勘だとその額について不満が出たり(水道や電気の使用量が他の人と比べてやたら多かったり、その場合均等割だと不平等感を他の同居人が感じるため)、またその他共同生活におけるシェアハウスでの住人同士のトラブルは(人次第だと思いますが)やはりある時はあるようです。
- 生活保護を受けている方のブログ・あるいは役所側の方(ケースワーカーの方)のブログも検索すると出てきます。参考までに見てみてもよいかもしれませんね。
