処理水と呼ばれているものは、トリチウム水とも呼ばれます。でもあれはプロパガンダなんです。問題があるのがトリチウムだけ、というふうに思わされるでしょ?でも違うんです。汚染水タンクに入っているものは、210種類もの核種が入っているんです。そのうちアルプスで除去できるものは60種類程度なんです。でもそれは全部なくなるわけじゃないんです。減らすことができるって言われてるだけなんです。
海に流すときには、もう一度どれぐらい汚染されているのかってことの核種の測定が行われるんですけど、30種類に限定されているんです。つまりは理論的に210種類もの放射性核種が入っているタンク、これを処理した上で海に流すときには30核種しか調べてないってこと。調べなくても大丈夫なぐらい低いから問題ないよ、基準値以下だからって言ってるんです。でもそんなことないんです。後々100分の1以下ではなくて、10分の1もあったよって言われるような結果も途中で覆っていることもあるんですね。
今海に流しちゃダメなんです。技術がちゃんと発達してしっかりと除去できるまで待つ。待ってる間は、この放射性核種っていうのは、これ日に日に時間が経つごとに力が弱まっていくんですよ。自然減衰していくから、それを待った方がいいんです。今すぐ海に流す合理性なんてどこにもない。合理的だっていうのは、これだけの事故をなかったことに、終わらせたことにできるっていう向こう側の理由なんですよ。だから地元反対してるんです。
海の中でどれだけ濃縮していくかってことを考えなきゃダメなんです。海洋生態系、海の生き物に対してどれだけの影響・蓄積があるかってことを考えて、流すか流さないかっていう議論しなきゃダメなんです。どうしてか?水流します、同じ場所から数十年にわたって。それによってプランクトンがまずそれを体内に取り込む。プランクトンの体の中で濃縮される。それを小魚が食べる。小魚が食べることによってさらに小魚の体内で濃縮される。さらにそれよりも大きな魚がその小魚を食べて体内に濃縮される。食物連鎖、この食物連鎖の中で次々に濃縮していくっていう作業があって、最終的な捕食者って誰なんですか、人間ですよ。
トリチウムだけじゃない様々な核種があって、それを海の水で希釈してやろうぜっていう政策なんですよ。それによる自然環境への海洋環境へのそのリスクっていうのは、誰にもわからないんです。だから反対されてるんです、世界からも。東電が出しているデータがいかにデタラメかってことをちょっと出してほしい。
国内民は騙せても、外国は騙せないんですよ。国際原子力機関みたいなとこからお住みつきもらってるっていう話をしてるんですけど、間違いなんですよ、彼らは原発推進なんです。原発推進の機関からお住みつきもらったってどうしようもないんです。どうしてかって言ったら事故があった時には、さらにそれを流せることになる、彼らにとってもこれから原子力を進めていく上でそれはプラスなんです。
今回、日本から汚染水が流せるってことになってしまったら、それ以外の国々でも流せることになっていくんですよ、先々。だからある意味でこの福島の事故を利用したいというような原子力村は、確かに存在するってことなんですね。PIFの専門家たちからの指摘です。データの質と量が不十分であり、必要な構成要素を含んでない。不完全。一貫性もない。海への放出の必要性を判断するに足りなすぎると。貯水タンク内のわずかな一部分がサンプルとして抽出されている。ほとんどのケースで共有されているデータ内で抽出されているのが64の全放射性核種中たったの9種のみ。海外の専門家には嘘がバレるから情報を出さないようにしてるわけですね、専門家なんだから。とにかく騙しながら、トリチウム水です、問題ないです、知ってください皆さん、というプロパガンダだけ国内でやって、流しても大丈夫だと思ってる。思わしてる。すり込んでる。
でも海外の専門家は決してそれでは騙せないってことなんですよ。IAEAだけでしょ、流していいって言ってんの。でもそれさえも原子力機関だってことです。生態学的影響や生態濃縮に関する考察が著しく欠けており、予測されるリスクについての信頼に足る根拠が見当たらない。後々これ問題になる可能性非常に高いんですよ。これ強行しちゃダメなんですよ。世界からさらに信頼を失うことになる。
汚染水をため続けていたとして何が不都合がある?置く場所がない?置く場所だらけですよ。まだまだ土地はあるわけでしょ?どうしてそんなに急ぐの?地元嫌がってますよ。国が言うこと何か?風評被害を広げないように頑張るって、違うんだよ。お前らがこんないい加減なことして海に流してる。実害でしかないんだこれは。数十年単位のプログラムになるのでこれはもう政権交代してでも止める以外はない。そう思ってます。ありがとうございます。
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