今回も出所のはっきりとしているデータと、私の取材を交えて真摯にお伝えする大石解説です。2023年7月24日、この記者会見が行われました。新型コロナワクチン後遺症患者の会の会見です。ここはどこかと言いますと、実は東京厚生労働省なんです。厚生労働省の記者会見上で行われた会見なんですね。代表の木村さんはじめメンバー4人が望みました。皆さんマスクをしています。なぜマスクをしているんですかと聞きましたら、誹謗中傷が怖いからと4人は語っていました。
患者の会は今全国で会員は600人を超えています。で、実はこれを踏まえてですね、アンケート調査結果があるんです。で皆さん、このアンケート調査結果、この会見でもお伝えしています。これどんな調査かということなんですが、期間が2023年の3月1日から7月18日までです。対象がコロナワクチン後遺症患者の会会員のうち後遺症となった患者およびその家族、遺族が対象となっています。ワクチン後遺症の症状経過について、これは明らかにして、ですね、苦しんでいる患者さんの病態理解に向けて、示唆を得るためということです。
この結果なんですけども、かなり詳細でした。ご紹介しますね。まず、症状が発生した時の年齢です。最も多いのが40代と50代です。これは厚労省のデータとほぼ一致しています。この年代が多いんですね。性別見てみましょう。女性が全体の66.3%、男性が33.8%。女性が6割以上、これもですね、厚労省のデータとほぼ一致しています。
では、次見てみましょうか。これはね、ほんと詳しく調査しているんですよね。ここ、私一番驚いたポイントです。長く続く体調不良の症状が初めて出現した初めて出たタイミング、そしてワクチン接種回数の関係性を記したものなんですね。まず1回目の接種後に症状が出た方が55人、2回目接種後に症状が出た方が121人、ここが最も多いですね。で3回目接種後に症状が出た方が67人、これは1回目よりも多い、そして4回目16人、5回目6人と続いています。
この内容、注目です。1回目のワクチン接種後に後遺症症状が出ても、それでもワクチンを2回接種した方が26人います、4回接種した方が3回接種した方が4人いるんです。でこちら2回目接種後に症状が出ても、それでもワクチンを接種した方が12人いる、4回接種した方が4人もいるということなんですね。なぜこんなことが起きてしまうのかということなんですけども、これはですね、もしかしたらワクチン後遺症と気付かなかった、つまり出てる症状とワクチン接種が結びつかなかった人がいたんではないかと見られています。それともっと言いますと、やっぱり1回目、2回目っていうのはワクチン接種しなければいけない、と強く感じてた方もいらっしゃるかもしれませんので、そういう意味ではやはりワクチンを打たなければいけない、というそういう強い思いがもし、かしたらあったのかもしれません。
そしてこれですね、ワクチン接種後、症状出現のタイミングなんですけども、当日という方が21.9%、翌日から5日目という方が39.4%、やっぱりここが一番多いんですね。では次見てみましょうか。気になりますね、症状の経過。完治した方が1.3%、改善傾向という方が40.9%となっています。一方で変わらないもしくは少しずつ悪化、明らかに悪化という方も半分近くいるわけですね。これ全体で変わらないもしくはそれ以上悪くなってしまったという方はこれだけいます。ですから、なかなかね、あの改善せず
に苦しんでいる方、というのは多いということが伺えます。
そしてワクチン後遺症の症状なんですけども、細かく調べてあります。倦怠感、疲労感、ここが最も多いですね。そして集中力の低下、ボッとする感覚、これはブレインフォグかもしれません。ブレインフォグはのフォグは切り頭に霧がかかったような状態で、集中力などが低下してしまうということですかね。不安感、めまい、手足のしびれ、脱力感などあります、いろんな症状があります。今ですね、苦しんでいる方、辛い思いをしている方、いかがでしょうか、該当する症状はありますでしょうか。このページだけではないんですよ、まだあるんですよ、本当に多くの症状が出ているようです。注目したのはここ、月経不順、月経周期の乱れ20.8%、そしてその下、色が変わってますね、月経周期ではない時の出血、つまり不正出血、これが17.5%ということなんですね。その他にもこういった症状が出ていますね。あの今辛い思いをしている方、いらっしゃると思います、他にも症状がありますよ。月経カタというのもあります、出血量が多い、これも9.9%、10%近く、今苦しんでいる方、いらっしゃいましたら、これ、該当していたらワクチン接種との関係性を一度調べてみてください。
そして、驚いたのがこれですね、一人当たり、平均、どのくらいの症状を抱えているかということなんですが、一人当たりですよ、一人当たりで、平均23.9個、一人が24個近い、様々な症状を抱えているということなんですね。いかに大変かということです、複数の症状を抱えつつ、しかも症状がですね、時間差でやってくる時もあるわけですよね。これはね、僕は厚生労働省にはこのアンケート調査結果も踏まえて、やはり、詳しい調査してほしいな、というふうに思いますけどもね。
さて、こちら、新型コロナワクチンの総摂取回数は、2023年の8月1日時点で4億回を超えています。4億564万回を超えているんですね。で、この中での接種後の副反応を疑い報告は3万6400件を超えています。接種後の死亡疑い報告は2074件となっております。これが現在の副反応などの状況ということになります。
今回私ですね、こちらの新型コロナワクチン後遺症患者の会の会見を取材しました。患者の皆さん、会見の後ここに行きました。これどこかと言いますと、厚労省の敷地内です。厚労省の入り口脇にある、これは誓いの日という石碑なんですね。ひっそりと立って、私何度も厚労省にこれまで行ってました、この石碑の存在も知っていましたけども、ここにあったんだと気づかないぐらい、ひっそりと、ここに鎮座しておりました。どんなことが書いてあるのか、これなんですね、誓いの日。命の尊さを心に刻み、サリドマイドスモンHIV感染のような医薬品による悲惨な被害を再び発生させることのないよう、医薬品の安全性有効性の確保に最善の努力を重ねていくことをここに明記する。1900名もの感染者を出した薬害エイズ事件、このような事件の発生を反省し、この石碑を建立した平成11年8月、厚生省、まだ厚労省ではなくて厚生省の時代ですね、平成11年ですから1999年ということになりますよ、もう四半世紀だったわけですけども、これ、厚労省の職員の方は当然、存在していると思いますし、何度も目にしてると思うんですよね。これはポーズで建立したわけではないと思いますので、そういう意味ではですね、こういった、患者の会の皆さん、ワクチン後遺症という、まあ、この今の状況ですね、これをしっかり理解して、まず、向き合ってほしい
な、というふうに思います。ちなみにですね、この会見に臨んでいました、河田龍平参議院議員なんですが、私会見場で質問しました。今後、患者さんを国会に呼んで状況を国会議員の皆さんに聞いてもらうような、そんな機会作りますかと言いましたら、次の国会でそれをやると、川田さん約束してくれました。こちらの患者さんたちはですね、国会議員の皆さんの前で、現状を訴える日、そう遠くないと信じています。
さて、大石解説はですね、このYouTubeだけではなくて、ラジオでもやっています。CBCラジオ、大石邦彦の名言、シェアポッドキャストでも配信してますので、そちらもチェックしてください。また、あのTwitterもですね、日々の取材などの情報を上げてますので、そちらの方もぜひ目を通してください。今回もご覧いただきまして本当にありがとうございます。もう多くの方はですね、チャンネル登録していただいていると思うんですけども、もしまだという方がいらっしゃればですね、ぜひ、この機会にチャンネル登録お願いします。今でも結構です。
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